ソウル中央地方裁判所のキム・ユラン裁判長は、性暴力処罰法上の常習虚偽映像物編集・頒布などの容疑で起訴されたパク被告(28)に懲役5年を宣告した。キム裁判長は、「撮影・加工し掲示した内容は、被害者はもちろん一般人も言葉に表し難いおぞましい内容」とし、「虚偽映像物の個数などに鑑み、罪質は不良」と述べた。
パク被告は2020年7月からことし4月まで虚偽映像物400点を制作し、約1700点の不法撮影物などを流布した容疑を持たれている。ソウル大学の卒業生らが同大学の女性らを対象にわいせつな映像を制作し流布した「ソウル大n番部屋」の共犯だ。パク被告は主犯の40代の男にオンラインメッセンジャーで連絡し、共に数十人の女性を対象にわいせつな映像を制作し流布したと調査された。
キム裁判長は、「5年間で少なくとも11人の(不法撮影物)被害者が存在し、その中には姓名不詳の被害者も存在する。419点の虚偽映像を編集・加工しており、最低でも16人の被害者が存在し、姓名不詳の被害者も多数存在する」とし、「性的羞恥心を感じる映像を常習的にテレグラムに掲示した」と述べた。
キム裁判長は、「デジタル編集道具を悪用し、ゆがんだ性的欲望を満たすため女性を道具化した。被害者の人格を皆殺しにする犯罪で厳罰が必要」とし、「インターネットと携帯電話の発達でSNSに写真を掲示する一般行為が犯罪行為の対象となり、インターネットに流布されたことを知った被害者のショックは計り知れない」と指摘した。
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