「ごめん、いたずらだった」中学生のディープフェイク加害者、捜査中に海外移住=韓国
「ごめん、いたずらだった」中学生のディープフェイク加害者、捜査中に海外移住=韓国
ディープフェイクわいせつ物を作成し所持していた中学生が警察の捜査を受ける途中で海外に出国し、被害者らが怒りを表している。

29日ニュース1によると、キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市の中学校に通うA君は児童・青少年の性保護に関する法律違反(性搾取物制作)の容疑で20日、スウォン(水原)地検に在宅送致された。

A君は同じ学校の生徒2人と別の学校の生徒2人の顔写真に女性の裸の写真を合成し所持した容疑を持たれている。A君のこのような犯行は被害者の知人が偶然にA君の携帯電話から写真を発見し被害者に伝えたことで発覚した。被害者の1人Bさんは特にA君と親しくしていた仲で、A君に犯行を追及すると、「ごめん、いたずらだった」というメッセージを送ってきたとニュース1は伝えた。

A君が間もなく海外移住するということを知った被害者側は先月1日、警察に告訴状を提出し迅速な捜査と出国禁止の申請を要請したものの、警察側は消極的な反応を示したと主張した。

Bさんの父親は、「何度も要請した末に出国停止をしたと知らされたが、出国停止期間は1か月だけで、その後に加害者が出国した事実を知った」とし、「出国停止を要請した趣旨は加害者に法の審判を受けさせようというものだったが、警察は事件の解決より行政的な解決を急いだ様子だった」と明かした。

一方、警察側はA君が未成年者である点、調査を全て終えた点、両親と法律代理人が今後の検察の調査や裁判過程に誠実に出席すると約束した点などを考慮し、出国停止延長の申請をしなかったとの立場だ。出入国管理法上の出国禁止は、必要な最小範囲内でしかできないという。

これについてBさんの父親は、「加害生徒も両親に付いて行かなければ外国の学校に行けないだろうが、それは向こうの立場で、(われわれが見るには)処罰を受けずに逃げたように感じられるのは事実」と指摘した。
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