26日に開かれた国会の人事聴聞会では、金候補者の過去の発言が右翼的であるとの批判を受けた。この際の答弁が物議を醸し、聴聞会が中断となった。金候補者は、数万人の島民が虐殺されたという「済州4・3事件」を左翼の暴動と位置づけた過去の発言について、「大韓民国の建国に反対した4・3暴動は、明らかに南労党による暴動だ」というこれまでの主張を変えなかった。また、パク・クネ(朴槿恵)元大統領の弾劾については、「弾劾は間違っていたので、歴史的に再評価されるだろう」との見解を示した。さらに、「日帝時代(日本統治時代)の先祖たちの国籍は日本だったのか」という質問には、「日帝時代に国が滅びたのに、どうして(韓国の)国籍が存在するのか」と反問し、議論を引き起こした。
一方、尹大統領は同日、国民経済諮問会議の副議長にソ・スンファン(徐昇煥)前延世大学総長、国家科学技術諮問会議の副議長にチェ・ヤンヒ(崔陽熙)漢林大学総長、規制改革委員会の民間委員長にユ・イルホ(柳一鎬)元経済副首相兼企画財政相、デジタルプラットフォーム政府委員会の委員長にキム・チャンギョン(金昌経)教育科学技術特別顧問を選任するための委嘱案を裁可した。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104