4大銀行(KB国民・新韓・ハナ・ウリ)は相次ぐ融資金利の引き上げにもかかわらず融資の需要が減少しないため、他の融資のルートまで閉ざしている。都市銀行のこのよう姿勢は、金融当局からの強力な影響力から始まった。イ・ボクヒョン金融監督院長が25日、マスメディアで「金利の引き上げは安易な手法だ」と発言すると、銀行が融資の障壁を軒並み高くした。これまで約20回にわたる金利引き上げにも静観していた金融当局が突然姿を表し、銀行に刃先を突きつけた格好だ。
金融当局は都市銀行の融資のあり方が無責任だと指摘した。金融当局は、4大銀行が年明けの経営計画に比べて最大で370%以上の目標値を超過したと発表した。これは家計向け融資を減らすことに失敗していることを意味するが、「家計負債問題の解決」という命題の前で銀行を罪人扱いし始めたのだ。そして「従来より厳しい基準を適用する」と述べて、強力な介入を示唆した。
4大銀行の家計向け融資額の超過は金融当局の管理・監督の失敗によるものだ。それでも管理責任についての謝罪はいまだにない。
年初には名目国内総生産(GDP)の成長率の範囲内でコントロールを行うとして自信を見せていた金融当局の姿とは全く違う。むしろ今のまま管理を任せても良いのかとの疑問符だけがつく。金融当局の対応は結局のところ、融資規制をさらに強めるということに帰結している。すでに金利が大幅に上昇した状態で限度額が減り、借り主側の被害は避けられない。結局、金融当局が育てた融資のコントロール失敗の責任と負担は、そのまま消費者が抱え込むことになった。借り主のため息ばかりが大きくなっている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107