韓・モンゴルが協力し「中国への依存度」を下げよう
韓・モンゴルが協力し「中国への依存度」を下げよう
モンゴルは鉱物および資源が豊富で、世界10大資源富国とされている。国土は朝鮮半島の約7倍・韓国の16倍で、世界で19番目に広い領土を持っている。

しかし採取された資源は、そのほとんどが中国へと輸出される。モンゴルに加工技術がないためだ。そのため、中国で1・2次加工を通じて商品価値化した資源は、一部モンゴルへと再び輸入されている。

去る27日午後に行なわれた 第2回“韓・モンゴル未来戦略フォーラム”の「核心鉱物協力案」のセッションでは、先のような奇妙な構造に関する問題意識とともに、これを克服するための両国間における協力案について主に論議された。

韓国産業通商資源部(省)のチョン・ジュファン事務官は「韓国は定期契約・備蓄などを通じて資源を安定的に確保するため努力しているが、半導体や二次電池など急増する需要に対応するには限界がある」とし「特にリチウム・マンガン・コバルトなどの核心鉱物が中国の加工を経て韓国に輸入されているなど、危機対応能力に問題がある」と語った。

一方「韓国と共に資源探査をしよう」というモンゴル側からの提案もあがった。モンゴル鉱物資源・石油庁の地籍部首席は「鉱物産業はモンゴルGDP(国内総生産)の28%、全輸出の92%を占めている」とし「現在、全国土の44%への資源探査だけが成されている状態で、残りの地域は韓国と共に多様な事業遂行が成されることを期待する」と語った。

モンゴルで資源研究に関する総括責任を担っている韓国のチョン・ホソク地質資源研究所博士は「韓国は核心鉱物の100%全てを輸入に頼っており、そのうちの約90%を中国に依存している」とし「核心鉱物を確保しなくては、第4次産業をリードすることはできない」と語った。

つづけて「韓国とモンゴルの両方が、中国への依存度を下げなければならない」と強調した。

実際、モンゴルも輸出入を中国に過度に依存しているため、新型コロナウイルス感染症事態の時に中国の国境が遮断されたことで、かなりの経済難に直面した。

チョン博士は「両国間の共同研究が終われば、実質的な協力体系が築かれるだろう」と期待した。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96