韓国軍、亡命者誘導に貢献した兵士に30日間の特別休暇
韓国軍、亡命者誘導に貢献した兵士に30日間の特別休暇
最近韓国軍が、北朝鮮軍および住民の亡命を誘導した功績で、陸軍と海兵隊の兵士たちに30日間の特別休暇を与えていたことが分かった。

 1日、韓国陸軍によると、22師団56旅団3大隊(GOP大隊)所属のウ某一等兵は先月20日、北朝鮮軍の亡命誘導作戦に貢献した功績が認められ、師団長からの表彰と30日間の特別休暇を受けた。

 所属部隊は今月3日、ウ一等兵が休暇の際、部隊の車で自宅まで送ることにした。陸軍はウ一等兵に対し、陸軍参謀総長からの表彰も予定している。

 陸軍の兵営生活規則によると、兵士は服務期間中16日間を超える報奨休暇を取得できない。ただし、将官級(准将以上)の指揮官は亡命者誘導など特別な功績がある場合、服務期間中1か月以内の報奨休暇が承認できるとなっている。

 これに先立ち、北朝鮮軍1名が先月20日未明、江原道高城地域の軍事境界線(MDL)を越えて亡命した。この亡命者は東海線近くの小道を通り、陸軍22師団作戦地域に到達。ウ一等兵は、亡命者の南下過程を追跡し、監視することで亡命誘導作戦の成功に貢献したという。

 また、先月8日には、北朝鮮の住民1名が漢江河口の南北中立水域を越えて韓国へ亡命した。海兵隊2師団に所属するパク某一等兵は、この住民を最初に発見し、亡命誘導作戦に貢献したため、30日間の特別休暇が与えられた。

 この休暇は、チョン・ジュボム海兵隊2師団長がパク一等兵の所属部隊を訪問し、直接指示したことで与えられた。また、所属部隊はパク一等兵が休暇の際に帰宅用の車を支援し、報奨金も支給したという。
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