韓国映画「娘について」のキャスト、公開日、あらすじ
「娘について」は、娘(イム・セミ)、そして娘の同性の恋人(ハ・ユンギョン)と一緒に過ごすことになった私(オ・ミンエ)、完全な理解の代わりに最善の理解で進む3人の女性の成長ドラマ。
「保健教師アン・ウニョン」や「82年生まれ、キム・ジヨン」を披露した民音社「きょうの若い作家」シリーズとして出版された同名のベストセラーを映画化した作品。原作小説は少数者や無縁故者など、われわれ社会の弱い輪をターゲットに作動する暴力のメカニズムを鋭い言語と緊張感あふれる場面で具現し、評壇や読者たちから大きく支持されたことがある。
続いて映画は、原作のメッセージを忠実に盛り込むのはもちろん、社会的弱者に限定された話ではない、われわれ皆の話であることを強調する拡張されたメッセージで、公開前から韓国の主要映画祭の招待と受賞を引き出し、話題を呼び起こした。特に、最近は「第21回ベルギー国際映画祭」、「第19回パリ韓国映画祭」、「第48回サンパウロ国際映画祭」、「第24回Festival International du Film Gay et Lesbien de Grenoble」、「第28回Mix International LGBTQ+ Film Festival」など、海外の映画祭からのラブコールが殺到したりもした。
しかし、テジョン広域市で、2024年に男女平等週間を迎え上映することにした「娘について」に対して、クィア(Queer)の内容があるという理由で、上映撤回を要請し、論議がふくらんだ。
テジョン広域市は、「さまざまな通路で苦情が入り、性少数者など社会的に争点になるなる映画の上映をこの期間にすることがふさわしいのかと苦悩した。男女平等週間記念イベントは、男性と女性の平等に対する主題を扱うことが正しく、市の補助金事業で行うイベントでは避けてほしいという立つ場を伝えた状態」とし、「全体ではないが、不快感を覚える市民がおり、反対に団体の目標や理想もあるために男女平等週間を避けて、自主的に進めてほしい」と伝えた。
これに対して、テジョン女性映画祭側は、「『娘について』はクィアだけでなく、学童保育や非正規職など、多様な女性と関連した話を盛り込む映画。ましてや“女性クィアの人生と家族”という主題は、女性と切り離せない重要な争点。しかし、テジョン市は単純にクィアという内容が入っているという理由だけで、上映撤回を要求し、全体主義的な行政で嫌悪と分裂を助長している」と対抗した。
それと共に、イベントの企画意図に反しないイベントを進行するために、文化祭に必要な1,000万ウォン(約100万円)のひようをオンライン上で緊急募金しており、予定されていたイベントを縮小して、5日から6日までの2日間、シネインディーUで「娘について」を含む計10本の映画を上映する。「娘について」を配給している配給会社「Challan」もまた、テジョン女性映画祭側の決定に共感し、「映画が持つ意味が色あせないよう、より多くの観客とこの映画を分かち合うために、別途上映料を受け取らないことに決めた」と明らかにした。
このようにテジョン広域市は、男女平等週間の趣旨に合わず、代替上映作を要請したと主張したが、地域女性団体らが批判の声を出しており、立場の違いが狭められるかは未知数だ。
「娘について」は4日に韓国で公開される。
BIFF2023 Trailer|娘について Concerning My Daughter|韓国映画のきょう-ビジョン
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