CCAHRにはLG電子とハルビン工業大学のほか、上海交通大学、西安交通大学の暖房・換気・空調(HVAC)技術研究陣が参加する。目的は、極寒下でも高性能を維持できるヒートポンプ技術を確保することだ。ハルビンの漠河地域で新たな研究施設を運営し、HVACソリューション提供のための研究を行う。
これに先立ち同社は2023年11月に米国のアラスカ、2024年6月にノルウェーのオスロで、ヒートポンプコンソーシアムを組織した。アラスカでは実際の居室のような研究室で、ヒートポンプの冷暖房システムや温水器などの製品テストを進めている。オスロでは、アラスカと気温は同様だが湿度が非常に高い環境に特化した研究を行っている。
ハルビンでは住居用空調などHVACの主要製品をテストし、極寒下でも暖房性能やエネルギー効率を高めるためのテストを実施する。
これと同時に同社は、R&Dから販売、維持・補修まで手掛ける組織の構築も加速する。韓国・北米・欧州・インドの5か所で、エアソリューション研究所を運営中だ。世界43か国62地域にHVACアカデミーを保有し、毎年3万人以上の技術者も育成している。
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