秋夕の医療空白が心配だが…大韓医師協会「連休中に休まないと、医師たちはより安全な診療ができない」=韓国(記事と写真は無関係)
秋夕の医療空白が心配だが…大韓医師協会「連休中に休まないと、医師たちはより安全な診療ができない」=韓国(記事と写真は無関係)
韓国政府が開院医たちを対象に秋夕(チュソク、中秋節)の連休期間中に‘門を開ける医療機関’の義務化推進に対し、大韓医師協会(医協)が公開反発している。政府は‘門を開ける医療機関’に指定されたにもかかわらず、連休期間中に患者を受け入れない場合、営業停止などの命令を下すことができるとの公文書を送った。医協は、救急医療機関などに「診療は不可能だ」と申請するよう督励した。

医協は2日の午後、‘2024年秋夕の連休診療案内’というタイトルの報道資料で「秋夕の連休中、24時間診療が難しい救急医療機関と救急医療施設は協会の会員権益センターに秋夕の連休の診療不可を申請してほしい。国民に事前に知らせ。救急診療の利用に混乱がないよう広報し、救急医療機関と救急医療施設に勤務する会員の皆さんの苦情は、当協会が積極的に支援する」と明らかにした。

また「医師も国民だ。医師が健康であってこそ患者の健康を守ることができる。今回の秋夕には会員の皆さん自らの健康と家庭の健康を優先的に守ってほしい」と記した。続いて「診療能力がないのに救急患者を受け入れる場合、患者をより危険にさらすことになる。医師にも権利があり、家族があり、連休中に休まないと患者をより安全に診療することができない」と主張した。

医協は「協会は秋夕の連休期間に救急診療が可能な救急医療機関および救急医療施設以外の民間医療機関に対し、政府が不当な労働を強要することを厳重に警告し、すべての法的措置を通じて会員の皆さんを保護する」と強調した。

これに先立ち、政府は病院や医院が診療をしない秋夕の連休にも救急患者の診療に支障が生じないよう、9月11~25日を秋夕連休非常救急対応週間と定め、救急医療を支援すると明らかにした。政府は連休期間中に開業するように指定された病院や薬局などが診療を受け入れない場合、‘救急医療法施行規則(第45条)’により、業務停止15日の行政処分が可能で、非救急・当直医療機関などの場合は行政指導があると予告している。

さらに、医協は国民に対し「救急診療の利用は政府機関や大統領室に連絡することを望む」として、非常診療システムが円滑に稼働しているとのユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の発言を皮肉った。
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