特に尹大統領は、救急医療スタッフの多忙さが他の分野に比べて著しいにもかかわらず、従来の政府の政策では報酬などの面で現場の困難がしっかりと反映できていないなどと指摘した。
尹大統領は救急患者や重症患者を対象にする診療科、産科や小児科などに対する報酬が公正ではなかったと見て、必須医療に対する支援を画期的に強化するという意思を改めて示したという。
医療改革に関する国民向け談話や国政に関する記者会見などで表明してきた「どこに住んでいても格差のない公正な医療サービス」や医療従事者の法的責任の軽減などにも言及したとされる。
尹大統領の救命救急センター訪問は、大学医学部定員を増員する政府方針に反発する研修医らの職場離脱などが長期化し救急医療に支障が出ているなかで行われた。
尹大統領はこれまでも医療現場の様子を確認するため視察を行ってきたが、今回は秋夕(中秋節、今年は9月17日)の大型連休を控えた病院の状況を見るため日程を決めたという。尹大統領の医療機関訪問は今年に入って9回目。
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