秋の散策路として人気のソウル貞洞路、旧ロシア公使館や重明殿を訪れる=韓国
秋の散策路として人気のソウル貞洞路、旧ロシア公使館や重明殿を訪れる=韓国
ソウル市庁前のトクスグン(徳寿宮)からトルダムギル(石垣道)を過ぎ、チョンドン(貞洞)路へつながる約840メートルの区間は、秋を感じられるようになった昨今、多くの市民や観光客が訪れる名所だ。ここは朝鮮時代以降、韓国の歴史の舞台となった場所で、韓国最初のプロテスタントの礼拝堂である貞洞第一教会や貞洞劇場、イファ(梨花)学堂、旧「新亜日報」別館などが立ち並んでいる。

貞洞路を道なりに行くとあるのが、旧ロシア公使館と徳寿宮のチュンミョンジョン(重明殿)だ。旧ロシア公使館はルネッサンス様式の建築物で、ロシア人建築家のイワノビッチ・セラディン・サバティンが設計した。日本によるミョンソン(明成)皇后殺害以降、王コジョン(高宗)が隠れ家としていたことで有名だ。

高宗が公使館に滞在していた当時、徳寿宮を出入りするために使った道として知られる「高宗の道」もある。火曜日から日曜日の午前9時から午後6時まで、無料で通ることができる。

一方、重明殿は1905年11月17日、大日本帝国が大韓帝国の外交権を接収することにつながった、第二次日韓協約が締結された場だ。内部では、伊藤博文やイ・ワンヨン(李完用)などが並ぶ様子が再現されている。
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