「出勤したくなくて」…診断書偽造で30回病気休暇を使った社会服務要員=韓国
「出勤したくなくて」…診断書偽造で30回病気休暇を使った社会服務要員=韓国
韓国で、出勤しないために診断書を偽造し、数十回にわたって病気休暇を取った20代の社会服務要員が懲役刑を宣告された。

 6日、法曹界によると、ソウル東部地裁刑事11単独は先月21日、私文書変造、変造私文書行使の疑いを受けている20代のA氏に懲役6ヵ月、執行猶予2年を言い渡した。200時間の社会奉仕も命じた。

 A氏は病気休暇をすべて使った後、出勤しないために診断書の日付を偽造して区役所に提出したという。彼は2022年10月30日ごろ、ソウル市ソンパ(松坡)区に位置する自宅で2022年1月24日に発給された診断書をスキャンした後、診断日と発行日を変えた。その後、A氏はこの文書を欠勤事由書とともに社会服務要員の管理担当者の電子メールで送信した。

 このようにA氏は2022年10月から昨年11月まで計30回にわたって診断書を偽造して病気休暇を受けた。

 裁判過程でA氏はスキャン作業で診断書ファイルを作っただけで、プリントをしなかったため文書出力をしなかったとし「偽造」ではないと主張した。

 しかし、裁判所は、A氏が診断書と欠勤事由書ファイルを送付すれば、担当者が出力して担当者の印鑑を捺印して保管するという事実を社会服務要員として知っていたとし、罪が認められると判断した。

 ソ判事は量刑理由について「被告人が誤りを認めている点、処罰を受けた前歴がない点など色々な事情を総合した」と明らかにした。
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