岸田文雄首相「日韓の学生交流は両国関係の土台になる」
岸田文雄首相「日韓の学生交流は両国関係の土台になる」
韓国を訪問した岸田文雄首相は7日、ソウル大学校で日韓の在学生らに両国間の交流の重要性を強調した。日本の外務省とNHKなどによると、岸田文雄首相はこの日午前、ソウル大学校を訪問して日韓の在学生らと懇談会を開いた。

岸田文雄首相は「日韓交流が活発な大学の1つであるソウル大学校で、次世代を担う学生と意見を交換できてうれしく思う」とし「日韓交流を通じて得た学びや友人との絆は自身の糧となり、未来の日韓関係の土台にもなる」と強調した。ソウル大学校を訪問した後は、専用機を利用して日本に帰国したことが確認された。

9月末に退任を控えた岸田文雄首相は、9月6日に韓国を訪れて、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と会談を行った。日韓の首脳は会談で、日韓国交正常化60周年の2025年を控えているだけに、持続した日韓関係の改善の方針を再確認した。

また、日韓首脳は第三国での危機発生時に自国民の待避・撤収のために、相互協力する内容の「在外国民保護協力覚書(MOU)」を締結し、韓国内の空港で日本の入国審査をあらかじめすることができる「事前入国審査制度」を導入するなど、出入国において簡素化する案を積極的に模索することで合意した。

続けて、日韓首脳は北朝鮮の挑発およびロシアとの密着関係の形成など、域内の脅威に対応するための日・米・韓の三角協力を強化することで意見を一致させて、インド・太平洋地域を含むグローバル協力案についても意見を交換した。

会談後には大統領府の本館に移動して、2時間ほど首脳夫妻が出席する夕食会も行ったことが分かった。
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