”チームワーク・個性どちらも掴む”「KATSEYE」、グローバルオーディションの生存秘訣は?
”チームワーク・個性どちらも掴む”「KATSEYE」、グローバルオーディションの生存秘訣は?
約2年のトレーニングとオーディションまでおよそ6000倍の競争率を勝ち抜きデビューした「KATSEYE」メンバー6人は、どうやって針穴に糸を通すようなオーディションを通過しグローバルガールズグループとしてデビュー出来たのだろうか。

Netflixドキュメンタリーシリーズ「Pop Star Academy: KATSEYE」を見てみると、オーディション生存法の3つが鮮明に見えてくる。まさにチームを輝かし同時に自分の個性も見せる「個別または一緒に」の姿勢、競争を楽しみ耐え抜く「強靭(きょうじん)な内面」、ファン心をつかむ「疎通の力量」だ。


【チームワーク・個性全て重要...参加者たちが見せる”個別または一緒に”】

HYBEとGeffen RecordsT&DセンターボーカルトレイナーであるGabeは、月末評価の1つであるグループパフォーマンスを控えた参加者たちに、「君たちは今互いに闘っている。1人が階段を下りるように聞こえなければいけない、複数人が階段から転げ落ちる音が聞こえてはいけない。それは私たちではない」とくぎを刺した。グループで構成されるK-POPグループでチームワークは生命そのものであり、少しの誤差もないカル群舞、まるで一人が歌っているようなハーモニーを演出しなければならない。

それぞれ違った個性のメンバーたちが一つのチームとして見せる完璧なパフォーマンスは、故人を越えチーム全体の生存を決定付ける要素だ。参加者たちはチームパフォーマンスを行うと同時に、個人別にカメラに”ワンショット”が抜かれる瞬間だけは反対に、各自の個性を最大限に見せなければならない。両立するのが難しい2つの要素を調和させる、”個別または一緒に”戦略が必要だ。

「KATSEYE」最終メンバーとして選ばれるライブフィナーレステージに対する評価でも、審査委員たちは参加者のソフィアに「全ての公演で本人と同僚たちを発展させるために絶え間ない努力をしたのが見える」と評価した。チームワークを最初に考える、リーダーとしての一面が審査委員たちの視線を捕らえた。チームを輝かせるソフィアはまた個人として独歩的なスターでもあった。女性ポップのレジェンドの名曲を再解釈する3次ミッションでは、ソフィアは良くないコンディションにもかかわらず自身の魅力をしっかり見せ、結局は多くのファンたちがまねするイントロ映像を飾り高い話題性を導いた。


【”闘志が無ければ食われる”...しっかりした内面の力】

しっかりした内面の力も、オーディション生存に必須要素だ。K-POPオーディション参加者たちは比較的に幼い年齢でトレーニングを受け、内部や外部の専門家たちから多くの評価を受ける。全世界から集まり強者の多い実力者たちが競争の果てに最終メンバーとして選抜されるまで、参加者たちが受ける心理的圧迫感は想像を超える。故に厳しい練習を最後まで勝ち抜く闘志とどんな状況や変数にも揺れない、内面の強さを持つ参加者たちが最後まで生き残る。

高いヒールを履いて難しいダンス授業を受ける参加者たちにNikky Paramo T&Dセンターダンストレイナーは、「技術が十分でも、自信が無く闘志や競争心が無いと下に落ちていく。ピラミッドの頂点はとても熾烈で、そんな闘志が無ければすぐに食われる」と冷静に助言する。

互いに頼りにしていた同僚が一人二人と脱落し離れていくと参加者たちは、「私はガールズグループになりたいのか」と疑問を抱き、懐疑心に囚われる。重圧感に耐えられないとレクシーが降板を決定すると、Mitra Darab HxG代表は「互いの意志が無いと誰かにこんなレベルのことを強要することはできない」と話した。冷酷なサバイバルで生き残るためには、ガールズグループのメンバーになるという確固とした意志と一喜一憂しない内面の力が要求されることを改めて力説した。


【オーディション最終関門はファンとの疎通の力量】

様々な資質を持っていたとしても、結局スターになる最終関門はファンに掛かっている。ファンはスターの存在理由だ。特にK-POPスターたちはweverse、Youtube、Instagram、TikTokなど様々なSNSを活用し全世界のファンたちと活発に交流し、ファンダムの応援と支持を得ている。K-POPスターを夢見るオーディション参加者たちにこのような疎通力量は評価要素であり、未来で成功を手にするかを計る物差しでもある。

サバイバル初期だけでも参加者たちは、ファンの重要性やコミュニケーションの必要性を痛感できなかった。実力を育て審査委員たちの目に留まれば投票結果は自然についてくると思っている。しかし1次ミッションの最初のファン投票で、桁外れの実力者たちが下位圏に留まると、一部参加者たちは「何か間違っているようだ」と困惑を見せた。ファンへの気持ちが足りないことを悟った参加者たちは、以降「私たち一緒に韓国のコンビニに行ってみたい」、「今日は私はオリーブヤングで買ったものを見せます」とファンたちと日常を共有し、様々な魅力を見せながら交流していった。

HYBE関係者は、「生まれ持ったスター性が他のメンバーたちを圧倒しても、チームのケミストリーと友情など人間的な面を看過できない」とし、「最高のダンサー、ボーカリストでもファンたちの心を得なければ生き残れないのがオーディション」と説明した。そして、「Netflixドキュメンタリーと『KATSEYE』メンバーたちの成長記が、未来のK-POPスターを夢見る全世界の多くの志願者たちに一つの指針でありバイブルになるよう期待する」と話した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 71