テスラのCEOイーロン・マスク(Elon Musk)が、来る11月の米国大統領選挙でドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が再選すれば、自分が新しい政府機関のトップに就任する可能性があることを示唆した。

マスクは7日、自身のソーシャル・メディア・プラットフォームであるX(旧ツイッター)で「政府効率化委員会(Department of Government Efficiency)」という文章と一緒にAI生成画像をアップロードした。

投稿には「D.O.G.E」という文字が刻まれた机のプラカードを前に置いて座っているマスクのAI生成イメージが含まれており、これは暗号資産(仮想通貨)と政治に対する二重の意味を込めたものと見られる。

先月5日、トランプは再選された場合、政府効率委員会を構成し、トップにマスクを任命する計画を明らかにした。委員会は、連邦政府全体の財政および成果監査全般を担当し、急進的な改革のための勧告を提示する予定だ。

マスクはトランプ大統領の発言映像をリツイートし、「これは切実に必要なことだ」と述べた。マスクは政治委員会に貢献することを示唆したが、公式的な政府の役職を引き受けるという意思表示はしなかった。

彼は「機会が与えられれば、米国のために奉仕することを期待している」と述べ、「報酬もなく、役職もなく、認識も必要ない」と付け加えた。

マスクが実際に政府の役職を検討しているのか、それともマスコミが提示した相互作用が意味があるのかはまだはっきりしていないが、トランプが「マスクはそれほど忙しくないので、委員会を率いることに同意した」と言ったことを考えると、この発言は冗談の一部である可能性が高い意見もある。

マスクはテスラ(Tesla)、スペースX(SpaceX)、エックスエーアイ(xAI)のCEOであるだけでなく、ニューラリンク(Neuralink)、ボーリングカンパニー(Boring Company)の所有者でもあるからだ。

トランプとマスクが真剣に協力を検討しているかどうかは、11月の選挙結果が出た後に初めて明らかになると思われる。
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