李洛淵、新しい民主党代表
李洛淵、新しい民主党代表
イ・ナギョン(李洛淵)新しい民主党代表は9日、医療大乱の事態について「行政とは、それほど革命のようにはうまくいかないという常識を持っていない政府が自ら招いた悲劇だった」と批判した。

李代表はこの日、自身のSNSに載せた‘医療大乱が深刻なもう1つの理由’という文章で「数日、病院に通いながら痛感した。それを申し上げたい」と記した。

李代表は「私は半導体以降、韓国を支える未来産業の1つとして医療を挙げていた。その理由は2つある。まず、その分野に卓越した人材がそろっているだけでなく、若い人材もしっかり成長しているからだった。 次に、医療システムがしっかりと整っているからだ」と主張した。

続いて「今の医療大乱は全国的な医療空白と混乱で国民の健康と生命を脅かしている。それが深刻な問題だ」と指摘した。

李代表は「しかし、それに匹敵する深刻性がある。それは私たちが誇ってきた医療システムと医療人材を一度に崩し、私たちが未来産業として期待していた医療産業を壊しているからだ。今、現場では苦労して育成された専攻医などの専門医療人材が韓国を離れ、魂を込めて積み上げた医療システムが崩れている」と述べた。

李代表は「そのような点で昨今の医療の現実は反医療的かつ亡国的だ。このような事態の始まりは医学部入学定員の65%にもなる2000人を一気に増員するという無謀な発想から始まった」と批判した。

さらに「今からでも政府と医療界がすべてについて対話し、医療大乱をすぐに終わらせることを願う。即座に国民の健康と生命を守り、未来有望産業の医療も生かさなければならない。医療スタッフが去り、医療システムが崩壊する惨憺(さんたん)たる現実に背を向けてはならない」と強調した。

また「ユン・ソギョル(尹錫悦)政府に告げる。中国の道徳経にある薬烹小船(大国を治める時も小さな魚を茹でるようにせよ)の教えを思い出してほしい」と訴えた。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 83