82歳最高齢の参加者、ミスユニバースに挑戦＝韓国

今年で67回目を迎えるミスユニバースコリアが、初めて年齢制限を撤廃し、幅広い年齢層が参加する美人コンテストとして開幕した。そうした中、82歳のチェ・スンファさんが最高齢参加者として注目を集めている。

　ミスユニバースコリア組織委員会（組織委）は9日、2024年ミスユニバース大会の予選が7日にソウル市江南区にある建設会館で行われたと発表した。組織委によると、予選には82歳の参加者が出場し、最高齢として話題になっている。また、母と娘が一緒に参加するなど、幅広い世代（1943年生まれから2003年生まれまで）が集う場となった。

　ミスユニバースは、1952年に創設された伝統の歴史を持ち、世界的な美人コンテストとして有名だ。6月に米国テキサスで開かれた「ミステキサスUSA」では、71歳のマリッサ・テイジョさんが最高齢参加者として話題を呼んだ。

　昨年までのミスユニバース選抜大会は、18歳から28歳までという年齢制限があった。しかし、今年の大会からは、マリッサ・テイジョさんの例にも見られるように、年齢制限を全面的に廃止した。美しさだけでなく、知性、教養、品格、そして社会的役割まで総合的に評価する方向へシフトした。ミスユニバースコリアも年齢制限を撤廃。幅広い年齢層の参加が可能となり、韓国を代表する美を世界に伝える祝祭の場へと進化した。

　組織委は、「今年の大会から参加年齢の制限廃止はもちろん、参加者の身長や体重の制限もなくなった。さまざまな女性が自己表現の場を得る機会が得られることになった」と説明した。

　韓国の大会はミスユニバースコリア組織委員会が主管し、コリアヘラルドとイェダンメディアが共同で開催。組織委は2024ミスユニバース大会の成功を目指し、相互の協力を強化するための了解覚書を締結した。

　ミスユニバース大会は、世界で最も有名な美人コンテストの1つであり、米国で初めて開催して以来、毎年世界各国の美しい女性たちが集まって競い合う大会として定着。2024年のミスユニバース大会は第73回となる。

　今年のメインイベントはメキシコで開催。メキシコでの開催は、2007年以来だ。11月18日に予定されているこの大会には、世界中から多くの参加者が集まることが期待されている。韓国では、国際大会への道を切り開くミスユニバースコリア大会が活発に進行中であり、参加者にはドレスやメイクアップの支援を含む多くの特典が提供されている。

　組織委は、今年の大会からの変化が、ミスユニバースが伝統的な美の基準を超え、より多様で包括的な方向に進んでいることを示していると強調。今後も世界的な注目を集めることが期待されると述べている。

　一方、ミスユニバースコリア大会の本選は9月30日、ソウル市江南区に位置する建設会館CGアートホールで開かれる。そして、100人以上の応募者の中から選ばれた32人の参加者が、激しい競争を繰り広げる予定だ。