ソウルの総合展示場・COEXで開かれた「サイバー・サミット・コリア」で演説する尹大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
ソウルの総合展示場・COEXで開かれた「サイバー・サミット・コリア」で演説する尹大統領=11日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は11日、ソウル市内で開かれた最新のサイバー技術や政策の方向性を話し合う「サイバー・サミット・コリア」に出席し、韓国主導の初の国際サイバー訓練(APEX)が実施されるとして、「インド太平洋を代表する国際サイバー訓練のハブとして国際的な地位を確立していく」と述べた。

 尹大統領は7月に米ワシントンで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で、韓国情報機関が主催するサイバー防衛訓練にNATO加盟国を招待し、NATOとの協力を新たなレベルに高める意向を示していた。

 尹大統領は「サイバー空間は国の重要インフラとして定着している」としながら、「挑戦と脅威も増加している」と指摘。「韓国は長年、北(朝鮮)など敵対勢力のサイバー攻撃に対抗して防衛能力と安全保障体制を発展させてきたサイバー安全保障強国」だとし、「私たちの能力と経験を世界と共有し、人類の安全と繁栄を守ることに積極的に寄与していく」と述べた。

 サイバー・サミット・コリアは韓国の情報機関・国家情報院と国家保安技術研究所が主催する国際会議で、今回が初開催となる。


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