中国、台湾など中華圏の観光客による鉄道の利用が増加した影響が大きく、1~7月に鉄道を利用した中華圏の観光客は18万2000人と前年同期に比べ約3倍に増加した。
国土交通部とコレールは外国人観光客の増加を受けてさまざまな旅行プラットフォームと提携し、乗車券購入の利便性向上に取り組んできた。
モバイル決済を好む中華圏の観光客のため、中国の微信(ウィーチャット)と支付宝(アリペイ)のアプリで乗車券の販売サービスを提供しており、日本人向けの観光情報サイト「コネスト」でも5月から乗車券を販売している。
一方、コレールは韓国旅行業協会(KATA)を通じて東南アジア、欧州、米国などのインバウンド旅行会社と協力し、来月から韓国鉄道旅行のパッケージ商品を開発する計画だ。
外国人観光客が鉄道で訪れるのは釜山、大邱、慶州などの主要観光地に限られており、国土交通部とコレールは地方自治体と協業して観光客誘致に注力する方針だ。
航空会社のホームページやアプリで航空券と鉄道乗車券を一度に購入できる鉄道・航空連携サービスの対象駅を今年末までに9駅から14駅に拡大するほか、手荷物配送サービスが利用できる駅も8駅から15駅に増やし、ホームページやアプリから予約できるよう改善した。
コレールは今年末から、外国人観光客向けの鉄道自由旅行商品「コレールパス」を微信や支付宝などの海外旅行プラットフォームで購入できるようにする。
コレールパスは高速鉄道(KTX)などの列車が2~5日間乗り放題になる商品で、現在はコレールの外国語ホームページや販売代行会社で購入できる。
国土交通部の尹進宦(ユン・ジンファン)鉄道局長は「コレール、自治体などとの積極的な協業で地域連携商品を開発・拡大する」として「外国人観光客が簡単で便利に乗車券を購入できるよう、外国語ホームページの改善や乗車券の海外販売拡充大などに努める」と説明した。
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