握手を交わす金龍顕・国防部長官(左)とブレア国防相(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
握手を交わす金龍顕・国防部長官(左)とブレア国防相(国防部提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国の金龍顕(キム・ヨンヒョン)国防部長官は11日、多国間安全保障会議「ソウル安保対話(SDD)」と韓国・在韓国連軍司令部参加国の国防相会合に出席するため訪韓したカナダのブレア国防相とソウル市内で会談し、防衛産業の協力強化などについて議論した。

 金氏はカナダ海軍が推進中の次期潜水艦事業について、韓国造船会社が持つ潜水艦建造能力を強調し、防衛産業分野で両国の相互利益になる協力モデルをつくることを提案した。

 カナダはロシアや中国などに対抗して北極圏の防衛を強化するため、潜水艦12隻を新規導入するための公式手続きに入ると発表。韓国大手造船会社が潜水艦導入事業への参加に名乗りを上げている。

 金氏はSDDに出席するため訪韓した北大西洋条約機構(NATO)のバウアー軍事委員長とも会い、国際安全保障情勢と韓国・NATOの安保協力について意見交換した。両氏は自由・人権・市場経済などの普遍的価値を共有する韓国とNATO間の協力の必要性で一致し、サイバー・情報共有などを含む幅広い分野で協力を強化することを決めた。

 また、金氏はフィンランドのハッカネン国防相とも会談し、朝鮮半島など地域安保情勢と両国間の国防・防衛産業協力活性化策などについて議論した。金氏は、フィンランドが長年にわたる非同盟主義の原則を破ってNATOに加入したことに支持を表明し、ハッカネン氏は防衛産業・先端技術に強い韓国と国防・防衛産業分野での協力を拡大することを希望すると述べた。


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