DMZで新たな湿原を発見、絶滅危惧種も=韓国
DMZで新たな湿原を発見、絶滅危惧種も=韓国
韓国山林庁の国立樹木園が、DMZ生態研究所と共同で、コソン(高城)、ヤング(楊口)、インジェ(麟蹄)といった非武装地帯(DMZ)東部地域を研究する過程で、新たな湿原を発見したことを明らかにした。

民間人統制線内にある湿原の発見は、2021年のキンポ(金浦)・パジュ(坡州)を含む西部地域の7か所、2022年のチョルウォン(鉄原)・ヨンチョン(漣川)を含む中部地域の9か所に続く3番目となる。

今回、新たに発見された湿原は、高城に5か所、楊口に2か所、麟蹄に3か所、それぞれ位置し、合計100万5079平方メートルに達する。

ここで計109科、360属、711種の植物が分布していることも確認した。これには絶滅の危機にあるアマドコロのほかイカリソウ、サラナショウマなど、山林庁が指定する希少植物20種と、韓国原産の植物18種が含まれる。

またカラコギカエデ群落(38万6750平方メートル)、ヤナギ群落(37万421平方メートル)など、約60の植物群落も発見した。

国立樹木院は今回発見された湿原について、民間人統制線内にあるという位置的な特性から、保全のための研究と管理が制限されたとみている。軍事訓練による人為的な損傷も発見されていることから、モニタリングが必要だという。


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