PLAVE の最新ニュースまとめ
30代女性会社員イさんは最近、バーチャルアイドル「PLAVE」に夢中だ。ほんの2か月前までは7年以上ある男性アイドルグループのファンだったが、最近メンバーの一人が社会的な騒動を起こすとついには”脱オタク”をした。新しい推し活の相手に見つけたアーティストは「PLAVE」だ。まず音楽が好きで、加えて私生活のイシューにより失望することもないと「PLAVE」に対し愛情と信頼を見せた。
バーチャルアイドルが、K-POPの新しい主流として浮上している。今は音源チャートや音楽番組1位にもなるなど、”本物(人間)”アイドルと肩を並べている。1998年にデビューしたサイバー歌手アダムを思い浮かべる人もいる。人物の顔、動きなどを自由自在に変えられる映像生成人工知能(AI)技術が発展し、人間よりもより濃い人間味を持っている。
市場調査機関グローバルインフォメーションによると、全世界でバーチャルアーティスト市場規模は2021年に16億3900ドル(約2200億円)から2028年には174億ドル(約2兆3000億円)に達する展望だ、エンターテイメント業界の立場では新しいブルーオーシャンだ。チョン・ドクヒョン大衆文化評論家は、「バーチャルアイドルは事件・事故、熱愛・結婚など私生活イシューで自由だということが長点」とし、「仮想世界とオンラインに慣れた世代がアイドルファンの主流になったという点で今後バーチャルアイドルの需要が急速に増える」という展望だ。
[チャート1位・8000席の会場も完売...バーチャルシンドローム]
一番先頭に立つバーチャルアイドルは「PLAVE」だ。「PLAVE」はMBCから独立し分社したバーチャルIP(知識財産権)スタートアップであるコンテンツ企業ブレストが昨年3月にローンチしたチームだ。AIを基盤にしたバーチャルヒューマンではなく実在の人物でメンバーを構成したという点が特徴だ。イェジュン、ノア、バムビ、ウノ、ハミンなどメンバー5人の姿をグラフィックゲーム開発ツールであるオンリアルエンジンとリアルタイムモーションキャプチャー技術を活用し、バーチャルアイドル形態で見せている。ウェブトゥーン風のビジュアルを押し出し差別化をかなえ、躍動的なK-POPのダンスをする姿まで具現が可能だという点が強みだ。
成果も輝かしい。「PLAVE」は先月20日に発売した新曲「Pump Up The Volume!」で韓国最大音源プラットフォームMelOnのHOT100、TOP100チャートの1位を同時に席巻した。該当の記録を通じて「PLAVE」はことしMelOnTOP100で1位になった初の男性アイドルグループであり、バーチャルアイドルとなった。地上波音楽番組であるMBC「ショー!音楽の中心」では「NMIXX」、TAEMINを押さえ1位を獲得した。
「PLAVE」の人気はオフラインでも熱い。来たる10月5~6日、ソウルのチャムシル(蚕室)室内体育館で行われるファンコンサートのチケットはオープンから10分で全席完売した。売り上げも急上昇だ。ブレストは2022年だけでも11億9000万ウォン(約1億2000万円)の営業損失を記録したが、昨年の営業利益が18億6000万ウォン(約1億8000万円)を記録し、黒字転換に成功した。ことしは公演など収益活動が本格化したという点で、営業利益が上昇するとみられる。
[HYBE”SYNDI8”、SM”naevis”...大型事務所もローンチ]
大型芸能事務所もバーチャルアイドル制作に出た。SMエンタテインメントのバーチャルIPセンターが披露する「naevis」は去る10日に初のシングル「Done」を発売し、正式デビューした。「naevis」はグループ「aespa」の世界観ストーリーで4人のメンバーを助ける協力者として登場していたキャラクターだ。「aespa」の3枚目のミニアルバム「Welcome to my world」フィーチャリングに続き、「aespa」の2度目の単独コンサート「Parallel Line」でステージを披露し強力な印象を残した。
「naevis」は実在の人間と錯覚するほどの高いクオリティーを自慢する。ハイパーリアル視覚特殊効果(VFX)技術で生成し、具現した姿以外にもチューンスタイル、カジュアル3Dなどより様々な形態を通じて各プラットフォームの特性に合わせ変化するフレキシブルキャラクターとして活動する予定だ。
HYBEはSMエンタより先行し、去る6月にAIバーチャルガールズグループ「SYNDI8」をローンチした。「SYNDI8」はHYBEが買収したAIオーディオ技術企業Supertoneで制作したバーチャルガールズグループであり、初のシングルアルバム「MVP」を発売した。ある歌謡界関係者は「今までバーチャルアイドルが補助の概念だったなら、今は直接名前を押し出し活動できるメインアーティストになった」とし、「しっかりとしたファンさえ構築できれば時間・場所にこだわらず活動できるという点でエンターテインメント企業の新しい収益モデルになるだろう」と話した。
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