米韓「10月上旬予定、軍事分野初の国連総会AI決議案を協議していく」
米韓「10月上旬予定、軍事分野初の国連総会AI決議案を協議していく」
韓国と米国が軍事分野のAIについて話し合った。

 韓国外交部は、チョ・グレ外交戦略情報本部長が10日、第2次REAIM高位級会議参加のために訪韓中のボニー・ジェンキンス米国務省軍備統制・国際安保担当次官と面談したと明らかにした。

 今回の会談で両国は△第2回REAIM高官級会議の結果の評価および後続措置△核戦力関連周辺国の動向および朝鮮半島に及ぼす影響△人工知能(AI)、宇宙、サイバーなど新興安保分野の協力などについて意見を交換した。

 米韓両国は、新しい安保脅威分野として軍事分野AIに対する議論が重要だということに共感し、今回の第2回REAIM高位級会議が成功したと評価した。特に61カ国の参加の下、「Blueprint for Action」を採択するなど、今後の軍事分野のAI規範およびガバナンス議論に寄与したという。

 双方は今回の成果を土台に10月、韓国とオランダが国連総会第1委員会に共同上程する軍事分野初の国連総会AI決議案についても、緊密に協議していく予定だ。また、グローバルサウスのAI力強化のためにも協力していくことにした。

 また、双方は朝鮮半島周辺国の核武力増強など全般的な軍縮・不拡散動向と朝鮮半島に及ぼす影響などについて意見を交換する一方、同盟に基づいた実質的な安保分野での進展を加速化することにより、同盟国の国民が不安を感じないよう適切なメッセージが発信されなければならないということで意見が一致した。

 関連分野で米韓間の協議を続けていくことにした。また双方は、ロシアと北朝鮮間の不法な軍事協力が朝鮮半島および北東アジアの安保状況を悪化させていると評価し、これに対して断固として対応することにした。

 米韓両国は、核兵器の増強など戦略的な不確実性が高まっている状況で、AI、宇宙、サイバーなどの新興技術が核兵器と結合する可能性に対する憂慮を共有し、これと関連して米韓間の協力を強化していくことにした。
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