1世帯当たりの平均人数は34年に2.0人を割り込み、52年には1.81人まで減るものとみられる。
世帯総数は41年にピークに達し、その後減少する。深刻な少子化で人口は減少が始まっているが、単身世帯が増えることで世帯総数もしばらくは増えることを意味する。
世帯数の将来推計はこれまで5年ごとに作成されていたが、人口推計との一貫性を維持するため今回から2~3年ごとに変更された。
高齢者世帯や単身世帯の割合が多いのは、ほかの先進国と同様だ。統計庁によると、42年時点での高齢者世帯の割合は44.4%で日本よりやや低く、英国より高い。同時期の単身世帯の割合はドイツや日本より低く、英国やオーストラリアより高い。
22年の世帯総数は2166万世帯で、41年には2437万世帯まで増えるが、42年から減少に転じ、52年には2327万7000世帯に減る。
1世帯当たりの平均人数は減少を続けている。22年の2.26人から34年には1.99人に減り、2.0人を割り込む。52年には1.81人まで減る見通しだ。
高齢化により、世帯主の年齢も上がり続ける。世帯主の中位年齢は22年の53.2歳から52年には65.4歳になる。
22年には40~50代の世帯主が全体の41.8%で最も多かったが、52年には70代以上が41.5%で最も多くなる。
特に高齢者世帯は22年の522万5000世帯から38年には1003万世帯に増え、52年には1178万8000世帯に増える。割合は22年の24.1%から52年には50.6%に上昇する。
1人暮らしの高齢者世帯は22年の36.8%から52年には42.1%に増える。
配偶者がいる世帯主は減る。22年時点で、配偶者がいる世帯主は58.5%で、未婚21.8%、死別10.0%、離婚9.7%の順に多かった。52年には配偶者がいる世帯主の割合が43.4%に減る。
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