会合には韓国から文化体育観光部の龍昊聲(ヨン・ホソン)第1次官、日本から盛山正仁文部科学相、中国から文化観光省の張政次官が出席した。
京都宣言には3カ国の未来志向の関係を強化するためには文化交流や協力を通じた相互理解増進が重要との内容が盛り込まれた。
国会の対政府質疑に出席する柳仁村(ユ・インチョン)文化体育観光部長官に代わり出席した龍氏は基調演説で「人々の心をつなぐ力は文化にある」とし、「未来世代間の信頼と友情を重ねることは長期的協力と成熟した国家発展の根幹であり、文化は若い世代の交流を拡張する最も効果的な媒介」と強調した。3カ国が協力して「2025~26文化交流の年」を機に未来世代が楽しめる多彩なプログラムを用意していくことも提案した。
また「2025年東アジア文化都市」に韓国から安城市、中国からマカオと湖州市、日本から鎌倉市が選ばれたことを宣言し、それぞれの市長らに記念碑が授与された。韓中日は相互理解を深めるため2014年から、東アジア文化都市を毎年新たに選定し、文化交流事業を行ってきた。
韓中日会合とは別に、韓国と日本、韓国と中国の2国間会談も開かれた。
龍氏は盛山氏との会談で、「来年の韓日国交正常化60周年が韓日関係をさらに飛躍させる歴史的転機になることを願う」として「両国の芸術家たちが障壁なしに自由に交流・協力できるように心を一つにしよう」と呼びかけた。
また世界文化遺産への登録が決まった新潟県の「佐渡島の金山」について、相川郷土博物館の展示内容の改善や、強制労働させられた朝鮮半島出身労働者の追悼式への日本高官の参加など、約束を履行するよう要請したという。
韓中日文化相会合は文化芸術交流を通じた3カ国の協力活性化と友好促進のため、07年から開かれている。
Copyright 2024YONHAPNEWS. All rights reserved. 40