SKエナジーが持続可能な航空燃料専用の生産ラインを構築、常時生産が可能に=韓国
SKエナジーが持続可能な航空燃料専用の生産ラインを構築、常時生産が可能に=韓国
石油元売り大手のSKエナジーが、韓国で初めて混合処理方式による持続可能な航空燃料(SAF)専用の生産ラインを構築し、10月から生産を開始すると発表した。廃食用油や動物性脂肪などのバイオ燃料を投入し、SAFをはじめとした低炭素製品を生産していく。

新たな生産ラインは、バイオ原料の貯蔵タンクに長さ5キロメートルの専用配管を設置し、生産工程に常時バイオ原料を投入できるようにしている。これにより途切れなくSAFを生産できる。

これによりSKエナジーはSAF事業に必要な原料需給から生産、販売に至るバリューチェーンを完成したこととなる。バイオ原料の安定的な確保に向けては、原油元売りなどを手掛けるSKイノベーションの子会社で、石油製品の輸出などを行うSKトレーディング・インターナショナルが2023年、廃資源から原料を製造する事業者に投資を行った。

さらにSKエナジーはSAFの生産と販売のため6月、国際民間航空機関(ICAO)の「国際民間航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム(CORSIA)」の基準に沿った国際認証「ISCC CORSIA」を取得している。

同社は2025年初めから、大韓航空の旅客機用にSAFを提供していく予定だ。


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