メロンアイスバーのパッケージめぐる訴訟…ピングレが敗訴=韓国
メロンアイスバーのパッケージめぐる訴訟…ピングレが敗訴=韓国
韓国の食品メーカー「ピングレ」が「ソジュ」を相手にメロンアイスバー「メロナ」と類似したパッケージの形式をアイスクリーム製品に使用しないことを求める訴訟を提起したものの、敗訴した。

12日ソウル中央地方裁判所は、ピングレが「メロナアイスクリームの形式のパッケージを使用したり、これを使用した製品を販売しないことを求める」として株式会社ソジュを相手に提起した不正競争行為禁止請求訴訟で、原告敗訴の判決を下した。

ピングレは1992年に「メロナ」を発売し、最近まで年間1800万個を販売するほどの人気を集めた。しかしソジュが2014年に類似した「メロンバー」を発売したことで2社間の葛藤が始まった。

ピングレはメロナとメロンバーのパッケージデザインが酷似していると主張した。実際に2つの製品のパッケージは類似した黄緑色の背景に、左右にメロンの写真が配置されている。

ピングレは「2004年から現在までこのパッケージを継続して使用しており、国内に広く認識された」と主張して昨年、民事訴訟を提起した。

しかし裁判所はピングレの主張を受け入れなかった。

裁判部は、「商品のパッケージに使用できる色は商品の種類によってある程度限定されており、色を自由に選択できることが原則」とし、「特に果物を素材とした製品は果物そのものの色を誰でも使用する必要があり、特定人に独占させることは公益上、適切ではない」と述べた。

そして、「商品の販売元をパッケージの色で識別するケースは極めてまれ」とし、「類似した色を使用することを不正競争行為と認める場合は極めて限定的でなければならない」と指摘した。

また、「この商品(メロナ)の認知度を考慮すると、商品名自体がパッケージの別の部分を圧倒しており、優先的に消費者の注意を引くと判断される」と判示した。
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