歌手IU(アイユー)のファン、ソウル市の“グラウンド席除外”宣言に怒り…「IUの公演の余波であるかのようにごまかしている」
歌手IU(アイユー)のファン、ソウル市の“グラウンド席除外”宣言に怒り…「IUの公演の余波であるかのようにごまかしている」
ソウル市で歌手IUのソウルワールドカップ競技場コンサート以降、グラウンド席(芝生席)の販売を除く条件で部分貸館のみを許可すると明らかにした中で、IUのファンが声明文を発表した。

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ソウル市は14日、「ソウルワールドカップ競技場の芝生を保護するため、コンサートなどの文化イベントの貸館を禁止する案も検討したが、コンサート観覧に対する需要があり、現在ソウルに2万人以上の観覧客を収容できる大型会場がないため、グラウンド席の販売を除いた部分貸館のみを許可することにした」と明らかにした。

ただ、今月21日と22日に開かれる予定のIUのコンサートはチケットがすでに売り切れているので、予定どおり開催される。主催側もグラウンド内の仮設ステージの未設置など芝生の保護に努める予定だという。

ソウルワールドカップ競技場の芝生保護が話題になったのは、最近パレスチナとのW杯予選後、ソン・フンミンが「(芝生の状態が悪く)ボールを扱う上で困難がある」と言及したためだ。この影響で、自分をソン・フンミンのファンだと明らかにしたあるネットユーザーは、オンラインコミュニティーに芝生の状態を保護しなければならないとし、ソウル市にIUのコンサートの取り消しを要請する請願を掲載したと明らかにした。

これに対してソウル市が、IUのコンサート以降に部分貸館のみを許可をすると明らかにし、状況を収拾した。しかし、IUのファンの集まりである「IUギャラリー」側は不快感を示した。15日に声明文を出し「来週ソウルワールドカップ競技場で開催予定のIUのコンサートが予定どおりに行われるという便りに大きな安堵(あんど)感を抱いているが、無能なソウル市の行政力を糾弾せざるをえない」と明らかにした。

ファンは「ソウル施設公団を管理・監督するソウル市は、芝生の問題に対して責任を痛感し、ソウル市民に謝罪の立場を明らかにするのが道理だが、あたかもIUのコンサートの余波で来年からワールドカップ競技場グラウンド席が除外されたかのように世論をごまかしている状況だ」と伝えた

また、ソウル施設公団はIUのコンサートの貸館で2日間12億2600万ウォン(約1億2970万円)の収入を得ているとし、「オ・セフン市長は『グラウンド席販売除外』宣言を通じて真実をごまかすのではなく、ソウル施設公団の監査を通じて『芝生管理』の問題の原因を徹底的に糾明するなど再発防止に乗り出すことを強く訴える」と一喝した。
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