今回の総会では、北朝鮮の核問題やウクライナの原子力安全、核安全保障、イランの核問題、中東問題、そして米英豪の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」による核推進潜水艦協力など、世界の安全保障問題が主要な議題として取り上げられる予定だ。
咸氏は、議長受諾演説で「平和、発展、繁栄に向けて進むために、IAEAが果たすべき特別な貢献を促進する。そのことに、総会議長としての役割を果たす」と述べた。
IAEA総会は、世界178か国から3000人以上の代表が参加する最高政策決定機構だ。理事会の議論事項の決定および勧告、決議の採択、理事国の選出、予算の承認、年次報告書の審議などを行う。
韓国が1957年にIAEA設立メンバーとして加入して以来、総会議長を務めるのは今回が2回目だ。以前には1989年の第33回総会で、韓国科学財団のチョン・グンモ(鄭根謨)博士が議長を務めた。
韓国は、2021年から2022年にかけてのIAEA理事会でも議長を務めた。今年は、総会議長に選出され、IAEAの二大政策決定機構の議長を務めるという成果を上げた。
韓国外務省の当局者は、「世界の原子力発電能力5位の国であり、原子力発電所の輸出能力を持つ6大国として、IAEAにおける我々のリーダーシップと地位が反映されたものと評価している」と説明した。
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