LSエレクトリックが再生可能エネルギー事業に本腰、FEMS企業を傘下に=韓国
LSエレクトリックが再生可能エネルギー事業に本腰、FEMS企業を傘下に=韓国
電気設備メーカーのLSエレクトリックは4~6月期、省エネシステムのリース事業を主軸とするエルフェムスの株式80%を買収し、合計持ち分を90%とした。これによりエルフェムスはLSエレクトリックの従属企業となった。

LSエレクトリックは重電業界における初のサービス企業へと飛躍すべく、工場エネルギー管理システム(FEMS)リース事業の展開を目指している。2023年にはスウェーデン自動車大手ボルボの韓国法人、ボルボコリアから1820億ウォン(約193億3878万円)に上るFEMSのリース事業を受注していた。

ボルボコリアはチャンウォン(昌原)工場とボルボ・トラック・コリアのキムヘ(金海)・インチョン(仁川)工場へ段階的にFEMSを導入し、工場外部に別途の発電施設を設置して、電力購入計画(PPA)を推進する予定だ。

業界ではLSエレクトリックが、再生可能エネルギー事業の規模を拡大し、収益性の改善に乗り出すとみている。世界的に見ても再生可能エネルギー市場が急速に成長しているほか、韓国でも分散エネルギー活性化特別法の施行などLSエレクトリックには追い風となる要素が多いためだ。

これに先立ち同社は、海外でエネルギー貯蔵装置(ESS)事業を中心に、大規模受注に成功している。



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