バッテリー業界においてESSは、電気自動車(EV)の成長鈍化による市場の伸び悩みを挽回するための代案として浮上している。ESS市場においてはリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)の割合が、2021年の25%から最近では95%まで上昇している。
韓国のバッテリー企業も、LFP市場の開拓に乗り出す。LGエナジーソリューションは最近、大容量LFP「JF2セル」が搭載されたコンテナ型モジュール製品を公開した。2026年10月まで、既存工場の遊休ラインをESS生産用へ転換する。
サムスンSDIは、次世代電力用ESS「SBB1.5」を公開している。20フィートコンテナにハイニッケルNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)バッテリーセルとモジュールなどを設置した製品だ。従来の製品に比べ、エネルギー密度も37%ほど向上した。
SKオンは、ESSの開発を手掛ける米KCEの株式96%を保有するSK E&S、親会社のSKイノベーションとの合併による相乗効果の創出に期待されている。SK E&S がKCEを買収した2021年時点で、それまで計50メガワット程度だった生産要領は420メガワットへと増えるとみられていた。
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