今年7月10日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、米ワシントンで会談した韓国の尹大統領(右)とチェコのパベル大統領=(聯合ニュース)
今年7月10日、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に合わせ、米ワシントンで会談した韓国の尹大統領(右)とチェコのパベル大統領=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は19~22日の日程でチェコを公式訪問し、原発受注を含む両国の協力強化について議論する。

 韓国原発運営会社の韓国水力原子力は7月、チェコが推進しているドコバニ原発の2基新規建設事業の優先交渉権を得た。最終契約に向けトップセールスを行う。同事業の総事業費は24兆ウォン(約2兆6000億円)に上るとされ、経済的な効果を狙うとともに「脱原発」を掲げた前政権で低迷した原発産業を復活させたい考えだ。

 尹大統領はチェコのパベル大統領やフィアラ首相と相次いで会談し、原発協力だけでなく、北朝鮮の核への対応を巡る連携強化などについても議論する見通しだ。また、チェコの首都プラハから約90キロ離れたプルゼニ市を訪れ、原発関連企業を視察する。

 尹大統領のチェコ訪問には経済使節団としてサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長やSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長、現代自動車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長、LGグループの具光謨(ク・グァンモ)会長らが同行する。チェコ側と未来カーやバッテリー、水素など先端産業分野での協力について協議するとみられる。


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