今年、イーサリアムの価格が上昇モメンタムを得るのに苦労している中、来年の潜在的な機会を考えた場合、イーサリアムの現在の不振な成績はむしろ投資機会である可能性があるという分析が出た。

ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management)の最高投資責任者(CIO)マット・ホーガン(Matt Hougan)は17日、ブログ記事で「イーサリアムの「逆発想投資」というタイトルの記事でこのように展望した。

ホーガン氏は「ビットコインとイーサリアムの価格比較は3年ぶりに最低水準を記録した。今年に入ってからイーサリアムは停滞した一方、ビットコインは38%上昇し、イーサリアムの最大の競争相手であるソラナは31%上昇した」と伝えた。

彼はイーサリアムの低迷の理由として、
〇選挙リスク
〇ソラナと他のブロックチェーンの競争激化
〇挑戦的なトークンエコノミクス
〇混合されたETFの結果
など、合計4つに分類した。
その一方で画期的な成功を収めているアプリケーションを見ると、ほとんどがイーサリアムが主導していると指摘した。

ホーガンはステーブルコイン、脱中央化金融(DeFi)、ポリマーケットを例に挙げ、「すべてのステーブルコインの半分以上がイーサリアムに基づいて発行される。すべてのDeFi資産の60%以上がイーサリアムにロックされている。ポリマーケットは最終的にイーサリアムに定着する」と述べた。

彼はイーサリアムについて依然として肯定的な立場を維持しているが、今年末までは価格が低迷する可能性があると言及した。ホーガン氏は、「イーサリアムが直面している問題は本質的な危機ではないと見られ、その機会は非常に多い。11月の選挙が近づき、規制が明確になれば、市場はイーサリアムを再評価するだろう。現時点では、今年末まで潜在的な逆発想の投資機会と思われる」と説明した。
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