韓悳洙、国務総理
韓悳洙、国務総理
ハン・ドクス(韓悳洙)国務総理は21日、熱帯低気圧で弱まった台風14号(プラサン)が韓国の南海岸に接近したことで、関係部処と地方自治体に集中豪雨に徹底的に備えるよう緊急指示した。

韓国務総理は「各自治体は全行政力を動員して、山地、急傾斜地などの山崩れの恐れがある地域はもちろん、老朽した擁壁などの崩壊の恐れがある地域に対し、住民の進入遮断と徹底した予察を実施せよ」と要請した。

韓国務総理は「被害発生が予想される場合、警察・消防と協力して先制的に住民を避難させ、堤防・貯水池の崩壊などによる洪水の被害が及ぶ地域には豪雨が終わるまで担当公務員を常時配置し、徹底的に準備するように」と指示した。

また「豪雨被害が発生した地域については住民の不便を最小化するために使用可能な装備と人材を総投入して応急復旧を迅速に実施し、住民支援に万全を期す一方、施設復旧作業者の安全にも留意せよ」と付け加えた。

韓国務総理はフェイスブックにも文章を載せ「災難の対応はやりすぎだと思うくらいにやらなければならない。多少不便でも国民の皆さんもしっかり協力してほしい」と訴えた。

続いて「雨が集中する時間帯の外出を控え、避難命令が下されたら速やかに従ってほしい。地方自治体の公務員、警察・消防公務員など見えないところで任務を全うしている全国のすべての公職者の皆さんに激励の言葉を申し上げる」と記した。

さらに「秋夕(チュソク、中秋節)の連休中に勤務した後、しっかり休むこともできなかったはずなので心が痛むが、その時も今も国民の生命は私たち公職者の手にかかっている。家族を守るという気持ちで業務に臨んでくれることをお願いする」と付け加えた。

そして「その過程で皆さん自身の安全を守ることにも万全を尽くしてほしい。政府は今回の豪雨が完全に終わるまで一分の隙もなく対処できるよう、最善を尽くす」と強調した。
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