テ事務処長はこの日、論評を通じて「わずか数年前まで人生をかけて統一を叫んでいた方々が、どうしたらあのように簡単に『統一を諦(あきら)めよう』いうのか、本当にこれまで統一を心から願ってきたのは何だったのか尋ねてみたい」と伝えた。
英国駐在北朝鮮大使館公使出身のテ事務処長は「キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮総書記が諦めたのは統一ではなく、平和的な方法による赤化統一だけで、依然として武力による赤化統一については幾度も発言している」と指摘した。
つづけて「キム総書記が『敵対的二国論』を掲げている理由は、韓流の影響により政権維持が大変になるほど内部の状況が深刻となったため、すべての南北関係を断絶させることを決心したということだ」と主張した。
また「北朝鮮が敵対的二国論を主張し反統一路線を展開している今、むしろ自由民主主義に基づいた自由統一に対するわれわれの意志を一層しっかり結集させる時だ」と強調した。
イム氏は去る19日、9・19平壌共同宣言6周年の記念式で基調演説を通じて「統一はやめよう」「客観的現実を受け入れ、二つの国を受け入れよう」と語った。
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