今月18日午後、あるオンラインコミュニティーには「最近、両親も自分を捨て、友人らも無視する」とし、23日午後6時に野塔駅付近で凶器を振り回すという予告文が掲載された。
この文章の作成者は別のネットユーザーらが自身を非難すると、「火も付ける。1回も慰めてもくれないのか」と追加の書き込みもした。
そして、作成者は国内ポータルサイトの地図でカフェなどの野塔駅付近の地域をキャプチャーし、具体的な犯行場所とみられる地域を画像で添付した。
その後、通報を受けた警察が捜査に乗り出したものの、IP追跡が難しい匿名コミュニティーであるため、作成者の身元はまだ特定できていないと伝えられた。
市民の不安が高まる中、警察は毎日、野塔駅一帯に人員約40人を投入し集中巡察を実施するなど特別警戒態勢を維持している。
城南市も災難安全状況室を24時間運営するなど、非常警戒態勢に突入した。
警察は犯行予告時刻まで集中巡察を続け、その後も検挙されなければしばらくは巡察を続ける計画だ。
また、警察は最初に凶器振り回しを予告した文章と追加の掲示物の作成者が同一であるかどうかも調査している。
政界などでは凶器振り回し予告の犯行を「公衆脅迫罪」と規定し、これを処罰する内容の法改正を議論している。
公衆脅迫罪はオンライン上などで不特定多数の人を相手に無差別犯罪を予告する行為を5年以下の懲役または5000万ウォン(約541万円)以下の罰金で重く処罰する内容を含んでいる。
ただ、専門家らは処罰強化のほかにも制度的な補完が必要だと指摘する。
ある専門家は、「単純に処罰を強化することも重要だが、再犯を防止することのできる装置が足りない」とし、「処罰される人に対する保護観察や追跡観察ができる法が必要な時点」と助言した。
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