医師不足などの対策として政府が打ち出した大学医学部の入学定員増に反発して研修医が一斉に職場を離脱し、医療の混乱が深刻化するなか、集団行動に参加せず医療現場にとどまっている医師の個人情報を含む「医療界ブラックリスト」を作成・流布した疑いで逮捕された研修医に多くの寄付が集まっていることが、23日分かった。この研修医を救うためと称して医師の間で募金活動が行われている。医師らはブラックリストの作成を政府に対する「抵抗」と位置付け、その先陣に立つ医師に寄付する前例が作られてこそ政府との闘争を続けられると主張している。
◇北の核実験「米大統領選前後も含め十分ある」 統一不要論には「遺憾」
申源湜(シン・ウォンシク)国家安保室長は、北朝鮮の7回目の核実験について、米大統領選(11月5日)前後も含めた時期に行われる可能性があるとの見方を示した。申氏はこの日、聯合ニュースTVの番組に出演し、北朝鮮が核実験を行う可能性について「十分にあると思う」と述べた。同氏は、文在寅(ムン・ジェイン)前政権で初代大統領秘書室長を務めた任鍾ソク(イム・ジョンソク)氏が「(南北)統一をやめよう」と主張したことに対し「政界の一部がだしぬけに北の主張に同調し、反憲法的主張を行うことは非常に遺憾であり、危険かつあってはならない主張だ」と批判。政府は原則に基づいた南北対話を推進していると強調した。
◇韓国の人口 今年29位から72年には59位に
統計庁は、2022年から72年までの50年間の将来推計人口に関する資料を発表した。同資料によると韓国の人口は今年の世界29位から72年には59位に下がる見通しだ。他国に比べ高齢化が急速に進み、高齢化率(総人口に占める65歳以上の人口の割合)は世界3位、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は現在の最下位レベルを維持するとみられる。
◇ソウル警察庁 ディープフェイク拡散の被疑者74人を特定
女性の顔写真とわいせつ動画を合成したディープフェイク(AIで生成した偽の画像・動画)が秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」などを通じて大量に流布され社会問題となっているなか、ソウル警察庁はディープフェイクを拡散した被疑者74人を特定し、捜査を進めていると発表した。被疑者は10代が51人(69%)で最も多く、20代が21人(28%)、30代が2人(3%)だった。ソウル警察庁の関係者は、テレグラムの法人に対し性犯罪ほう助の容疑で立件前の調査に着手したことに関連し、必要に応じて国外の捜査機関とも協力すると説明した。
◇紅葉のピークは10月末 昨年より遅くなる見込み
山林庁は、韓国全土に分布するカエデ類やイチョウなどの紅葉時期を盛り込んだ「2024山林紅葉予測地図」を公開した。紅葉のピークはカエデ類が10月29日、イチョウが10月31日と予想された。地域によって異なるが、昨年に比べて紅葉の時期はやや遅れるとみられ、なかでもモンゴリナラの見頃は直近2年の平均より約5日遅れると予測された。山林庁は、6~8月の平均気温が過去10年(2009~23年)の平均より約1.3度上昇したことが主な原因と分析した。
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