今年5月に着任した水嶋光一駐韓大使は2回目の韓国勤務で、前回は2017~19年にソウルの日本大使館の総括公使を務めた。5年ぶりに韓国に戻ってきたことについて、「うれしく光栄に感じている。今回は大使として気持ちを新たにして取り組んでいきたい 」と意欲を示した。
前回勤務時にはソウル周辺だけでなく、さまざまな地方を訪問した。「韓国の地方の美しい自然やおいしい食事を楽しんだ」という。「日本と韓国は両方とも緑が多く、美しい自然を有しているため、われわれが知らないところがたくさんあると思う。そういうところに訪問してそれぞれの土地の人と交流したい」と意欲を見せた。「韓国は日本と同じように四季があり、それぞれの季節に顔が変わることが非常に魅力的」とし、「1回行ったからもう行かなくていいというのではなく、違う季節に行くことも楽しみにしている」とも語った。
また、「食べることが好きなので、韓国の地域の名物をぜひ楽しみたい」とし、食べたい韓国料理には「フレッシュな海鮮料理」を挙げた。
日本でK―POPや韓国ドラマなどの人気が続く中、音楽ユニット・YOASOBIのソウル公演のチケットが完売するなど近年は韓国でも日本のアーティストやアニメーションなどへの関心が再び高まっている。水嶋氏は「民間レベルで両国民が文化、人的交流を進めてきた結果だと思う。交流が益々活発になるように後押ししていきたい」と強調した。
史上初めて年間観客動員1000万人を超えるなど盛り上がりを見せる韓国プロ野球にも興味を示し、「機会があればぜひ見に行きたい。一観客として試合を観戦することも一つの楽しみ」と話した。
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