尹大統領はこの日、ソウルの大統領室で開かれた国務会議の席で、イム氏が主張している “2国家論”に対し「とうてい理解できない」と語った。
尹大統領は「かつて『自分たちの統一の主張に同意しないのなら “反統一”だ、“反民族勢力”だ』と糾弾しておきながら、一日にして立場を180度変えることを、誰が納得できるというのか』とし「北朝鮮が『核攻撃も辞さない』として “敵対的2国論”を主張している状況の中、”平和的2国論”がはたして可能なのか」と指摘した。
つづけて「統一を諦(あきら)めれば南北の葛藤や対立は一層激しくなり、朝鮮半島の安保リスクも高まる」と見通した。
また「政府は空虚(くうきょ)な言葉ではなく、強力な力と原則による真(しん)の平和を築いていく」とし「これからも平和的な自由統一を推進していき、これは決して武力による統一ではない」と強調した。
イム氏は去る19日、9・19平壌共同宣言6周年の記念式で基調演説を通じて「統一はやめよう」「客観的現実を受け入れ、二つの国を受け入れよう」と語った。
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