洪氏は今年7月、解任されたクリンスマン前監督の後任として代表監督に就任した。しかし、大韓サッカー協会が外国人を起用する方針を示していたにもかかわらず、韓国人指揮官を選んだことや消極的な態度を取っていた洪氏が豹変したことに批判が殺到した。
当時、戦力強化委員長として監督選定作業を進めていた鄭海成(チョン・へソン)氏は洪氏と元ギリシャ代表監督のポジェ氏、元ノリッジ・シティ監督のワグナー氏の3人を鄭会長に推薦し、このうち洪氏を適任者とした。その後、鄭海成氏が委員長を突如辞任し、鄭会長の意向で李林生(イ・イムセン)技術総括理事が洪氏の監督選任手続きを終えた。最大野党「共に民主党」の梁文錫(ヤン・ムンソク)国会議員は「李理事が委任を受けたことも違法で、書類提出もせず事前面接もせず洪監督が選任された。これも違法ではないか」と指摘した。同党の姜由楨(カン・ユジョン)議員は李理事に戦力強化委員会の業務を兼任させたのは協会の定款に反するとして、「(協会が大学の)サークル以下と思える」と批判した。
質疑では事実上洪氏を選任する方向で戦力強化委員会の会議が進められたとの指摘も出た。
洪氏は「不公正や特別扱いがあったとは思わない」とし、監督選定手続きに問題がなかったとの考えを示した。
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