生後6か月のこどもを15階から「放り投げた」母親…検察「懲役20年」を求刑=韓国
生後6か月のこどもを15階から「放り投げた」母親…検察「懲役20年」を求刑=韓国
韓国で、生後6か月の娘をアパートの15階から放り投げ殺害し、1審で懲役7年の宣告を受けた20代の女性に対し、検察は懲役20年を求刑した。

クァンジュ(光州)高等裁判所は26日、殺人の容疑で起訴された26歳の女性に対する控訴審の結審の公判を行なった。

検察は「検察市民委員たちに適切な量刑の意見を聞いたところ、ほとんどが『少なくとも懲役15年』、一部は『20年』と答えた」として、懲役20年を求刑した。

検察は1審でも懲役20年を求刑していたが、宣告は懲役7年が下された。

検察は「アパートの高層階から生後6か月の娘を放り投げて殺害した母親に対し、何をもって善処できるというのか納得できない」とし「児童虐待による殺人と致死事件が横行する社会の現実を踏まえ、今後の事件の予防のためにも国民の意見が反映された量刑が宣告されるべきだ」と強調した。

一方、被告人の弁護士は「被告人は精神病など心身衰弱の状態にあったため、偶発的に犯罪を犯した点を考慮してほしい」と訴えた。

被告人は「何の罪のないわが子にあの世で再び会った時、『母親を許してほしい』と言うことができるよう罪をつぐなう」と語った。

被告人の女性は昨年12月31日の午前6時20分ごろ、光州市にあるアパートの15階から娘を放り投げ殺害した。彼女は当時、経済的問題でいつもぶつかっていた夫と争った後、夫の家を出て怒りに任せて犯行に及(およ)んだという。

宣告は来月17日に下される予定である。

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