この日の午後、国会本会議で行われた無記名投票の結果、黄色い封筒法は総投票数299票のうち、賛成183票、反対113票、棄権1票、無効2票で否決された。再議要求権が行使された法案が国会本会議を再び通過するには、在籍議員の過半数が出席、出席議員の3分の2以上が賛成しなければならない。
黄色い封筒法は下請け労働者に対する元請けの責任を強化し、ストライキをする労働組合に対する損害賠償請求などを制限する内容が骨子だ。第21代国会の昨年11月、共に民主党など、野党陣営主導で国会本会議を初めて通過したものの、尹大統領の拒否権と再議決で否決され最終廃棄された。
この日に否決された法案は第22代国会に入り共に民主党主導により再発議されたもので、8月5日の国会本会議では野党陣営主導で可決された。当時、国民の力(与党)は野党陣営の強行処理に抗議して参加せず、改革新党ではイ・ジュンソク(李俊錫)、イ・ジュヨン両議員が反対票を投じた。
政府は法案通過の8月13日、国務会議で労働組合の本質を毀損(きそん)する恐れ、違法ストライキの被害拡大などを理由に国会再議を要求していた。
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