マスターキーでホテルのドアを開けて…中国人観光客に性的暴行を加えた職員「懲役6年」=韓国
マスターキーでホテルのドアを開けて…中国人観光客に性的暴行を加えた職員「懲役6年」=韓国
韓国で、酒に酔って眠っている宿泊客の部屋にマスターキーで侵入し、性的暴行を加えた30代のホテル職員に懲役刑が言い渡された。

 済州地裁刑事2部は26日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(住居侵入準強姦)の疑いで、拘束起訴されたA被告(39)に懲役6年を言い渡した。

 済州市所在のホテルでフロント職員として勤めているA氏は、6月14日未明、マスターキーを利用して中国人観光客B氏の部屋に侵入し性的暴行した疑惑を受けている。

 当時B氏は中国人一行と酒を飲んで泥酔し、本来の宿舎には戻れず一行が急遽このホテルに泊まらせた。一行がホテルを離れると、A氏は10分も経たないうちにマスターキーで宿泊客の部屋を開け、犯行に及んだという。

 酒に酔ったB氏は意識はあったが抵抗することはできず、翌日午前9時頃、目が覚めた後、一行にこの事実を知らせ、警察に通報した。警察は防犯カメラなどを通じて、A氏がB氏の客室に入った事実を確認し、緊急逮捕した。

 A氏は警察の調査で「B氏が抵抗しなかったので同意したと思った」という趣旨で陳述したと伝えられた。

 裁判所は「宿泊施設の職員として客を保護しなければならない義務があるにもかかわらず、むしろ客を相手に犯行を犯したという点で罪質が非常に重い。この事件で済州島内の宿泊業者をはじめ、観光業界にかなり否定的な認識が広がるようになったと見られる」として「また被害者が許さなかった点などを考慮した」と判示した。
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