LGディスプレーの中国LCD工場、中国CSTOへ2200億円で売却=韓国報道
LGディスプレーの中国LCD工場、中国CSTOへ2200億円で売却=韓国報道
パネル大手のLGディスプレー(LGD)が、中国広州市にある大型液晶ディスプレー(LCD)パネル・モジュール工場の持ち分を、中国のディスプレー大手TCL科技集団の子会社であるTCL華星光電技術(CSOT)に売却する契約を締結したと発表した。LGDはLCDに代わって、有機EL(OLED)に集中する方針だ。

売却金額は108億元(2228億9990万円)に上る。

広州市にあるLCDパネル工場は、LGDが70%、中国の広州開発区が20%、大手テレビメーカー、創維集団(スカイワース・グループ)が10%を、それぞれ投資し設立した合弁会社だ。8月13日には持ち分構成の単純化に向け、LGDがスカイワースの持ち分を13億元(268億2332万円)で買い入れ、持ち分比率を80%としていた。LCDパネルの後工程を担当するモジュール工場は、LGDが100%を保有している。

LGDは差別化の余地が小さく競争力が弱まっている大型LCD事業を縮小し、OLED中心への再編を進めてきていた。これに先立ち2022年、サムスンディスプレーはLCD事業から撤退している。

一方でLGDは、IT用および車載用のハイブリッドLCD事業は続けていく意向を明らかにしている。低電力やデザイン、画質で差別化するなどハイスペックの製品に集中し、収益性を改善していく計画だ。


Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101