チョ外相はこの日、米ニューヨークの国連総会本会議で開かれた国連総会一般討議で基調演説を通じて、多国間主義の回復と規範に基づいた国際秩序強化のため、韓国の貢献の意志を表明した。
韓国の外相が政府の首席代表として国連総会に出席するのは、8年ぶりとなる。
チョ外相は「今日の世界が第2次世界大戦以降最も多い紛争に直面している中『多国間主義は無用だ』という認識が高まっているが、戦争の惨禍(さんか)を踏み越え自由・民主主義そして繁栄を享受(きょうじゅ)している韓国の存在こそ、国連の活動が有効であることを示している証拠だ」と強調した。
つづけて「ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の “グローバル中枢国”ビジョンにより。持続可能な平和を築くための促進者(facilitator)、持続可能な発展のための支援者(supporter)、AIやプラスチック汚染などの分野別規範づくりにおける先導者(initiator)として、国力に見合った役割を遂行していく」と語った。
また、常任理事国の拒否権乱用のため今日の安保理による重要かつ急がれる懸案への対応に限界がみられる中、より効果的・民主的で責任ある安保理改革のため「長期連任の非常任理事国増設案」を提示した。
さらにチョ外相は、国連安保理の常任理事国であるロシアが北朝鮮と軍事協力を結び、安保理の北朝鮮制裁委員会専門家パネルの任務延長に拒否権を行使したことに対し、遺憾の意を示した。
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