韓中日の環境相会合で記念撮影🅂する韓国の金ワン燮・環境部長官(中央)、日本の伊藤信太郎環境相(左)、中国の黄潤秋・生態環境相=29日、西帰浦(聯合ニュース)
韓中日の環境相会合で記念撮影🅂する韓国の金ワン燮・環境部長官(中央)、日本の伊藤信太郎環境相(左)、中国の黄潤秋・生態環境相=29日、西帰浦(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓中日の環境相会合が28~29日に韓国南部の済州島で開かれ、共同声明を採択した。声明では11~12月に韓国南部・釜山で開かれるプラスチック汚染防止に関する政府間交渉委員会の第5回会合での条約案合意を目指す意思を確認した。

 韓国の金ワン燮(キム・ワンソプ)環境部長官は記者会見で、「第5回会合に積極的に参加し、条約案の合意など実質的な成果を出すという意志を確認した」と説明した。

 また、金氏は日本の伊藤信太郎環境相と会談を行い、日本がプラスチック汚染に関する政府間交渉委の第5回会合で協力範囲を拡大し、条約案合意に向け力を合わせるよう呼びかけた。

 また、中国の黄潤秋・生態環境相とも会談し、プラスチックの生産量削減のため全プロセスにわたる科学的アプローチで条約案合意への突破口を開かなけれなならないと強調した。

 一方、今回の環境相会合では韓中が2国間会談などを通じて日本に東京電力福島第1原発の処理済み汚染水の海洋放出に関する要請を伝えた。

 金氏は伊藤氏との会談で「韓国国民の健康に対する懸念があるため、日本が国際社会と約束した通り関連情報の透明な公開と意思疎通が引き続き必要だ」として、「科学的観点から安全かつ国際的基準に合わせて処理されることを希望する」と述べた。

 中国側は「合意通りに迅速かつ効果的な国際モニタリングシステムを構築すべきだ」と要請したとみられる。


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