国民の力(与党)は29日「共に民主党が国政監査を控え、『国政壟断(ろうだん)タスクフォース(TF)』を作るという。民生国政監査を放棄するとの宣言であり、政争国政監査をするという誓いだ」と批判した。

パク・ジュンテ(朴俊泰)国民の力院内報道官はこの日の論評で「共に民主党が再び特検政局造成のための政治攻勢に出た。これからは党にTFまで作り、キム・ゴンヒ(金建希)夫人の攻撃にオールインすると宣言した。『猫を見て虎を見た』という大げさでもなく、『雨が降るまで祭祀(さいし)を行うインディアンの雨乞い祭』まで真似する」とこのように指摘した。

朴院内報道官は「大統領夫人に対するストーキングに近い野党の特検攻勢は、既に何度も繰り広げられた。しかし、党利党略に基づいた特検攻勢は、そのたびに失敗に終わった。 根拠が弱いだけでなく、実体がなかったためだ」と述べた。

続いて「しかも共に民主党が提起した疑惑の大部分は政治攻勢のために作られたデマだったか、検察の捜査を通じて疑惑なしとされた事案だ」と述べた。

朴院内報道官は「それでも再び特検の主張を持ち出したのは、イ・ジェミョン(李在明)代表の司法リスクを防御するための防弾用であり、10月の補欠選挙に向けた政治的策略に過ぎない。民生にはそっぽを向いたまま、党利党略によって国政混乱を繰り返す野党の政治攻勢は批判されて当然だ」と批判した。

また「出所と根拠が弱い疑惑をあたかも事実であるかのようにするごまかしは責任ある政治と見ることはできない」とも述べた。

朴院内報道官は「猛暑の続いた夏を経験した国民は、依然として厳しい国民生活に苦しんでいる。 庶民の苦しみを少しでも察するなら、共に民主党の政治攻勢はここで止めなければならない。パク・チャンデ(朴贊大)院内代表は国会院内代表演説で、『危機の時代、憲法に戻ろう』と主張したことがある。朴院内代表の言葉のように憲法に戻らなければならない」と強調した。

さらに「国会議員は憲法により国家利益を優先し、良心により職務を行わなければならない。李在明代表の利益ではなく、国益を優先して民生を見守る時だ」と主張した。
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