ソウル西部地裁刑事合議11部は30日、業務上過失致死傷などの容疑で起訴されたイ被告に禁固3年を言い渡した。
裁判所は、イ被告が国会聴聞会で虚偽証言した容疑(国会証言鑑定法上の偽証)と虚偽公文書作成・行使の容疑については無罪を言い渡した。
裁判所は「メディア報道と警察の情報報告などを総合すると、2022年のハロウィーンデーを迎えた梨泰院の傾斜した路地に数多くの群衆が密集し、歩行者が互いに押し合って圧迫し(歩行者の)生命、身体に深刻な危険性があると予見することはできたと判断される」と説明した。
イ元署長は梨泰院惨事の当日、梨泰院一帯に大人数が集まり、安全事故の発生を予見できたにもかかわらず、事故防止対策を立てずに警備機動隊の配置や道路統制などの措置を適時にしなかったため、人命被害を大きくした容疑で裁判にかけられた。
また、杜撰(ずさん)な対応を隠すため、自身の現場到着時刻を正確に記載しないよう職員に指示した容疑(虚偽公文書作成・行使)と、国会聴聞会で惨事をもっと遅くに認知したかのように証言し、ソウル警察庁に警備機動隊の支援要請を指示したと虚偽証言した容疑(国会証言鑑定法上の偽証)でも起訴された。
業務上過失致死傷の容疑でイ被告と共に起訴されたソン・ビョンジュ(53)元龍山警察署112状況室長には禁固2年、パク某112状況チーム長にはそれぞれ禁固1年、執行猶予2年が言い渡された。
虚偽の公文書作成・行使の容疑が持たれているチョン・ヒョヌ元女性青少年課長(54)とチェ某元生活安全課警部補には無罪が言い渡された。
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