消費者物価の上昇率は、今年4月(2.9%)に3%を下回ってから5カ月連続で2%台を記録。7月(2.6%)には上昇幅が拡大したが、8月は2.0%まで下がった。
品目別では農産物の物価が3.3%上昇し、物価全体を0.14ポイント押し上げた。
なかでもハクサイ(上昇率53.6%)、ダイコン(41.6%)、サンチュ(31.5%)など野菜類が11.5%上昇し、農産物全体の価格上昇をけん引した。
石油類は前年同月比7.6%下がった。今年2月(マイナス1.5%)以来7カ月ぶりに下落し、物価全体を0.32ポイント押し下げた。
生鮮食品は3.4%上昇した。生活実感に近い生活物価指数の上昇率は1.5%で、1%台に下がった。
経済協力開発機構(OECD)が各国の比較に用いるコア指数(食品とエネルギーを除く)の上昇率は2.0%で、前月(2.1%)に比べ0.1ポイント鈍化した。
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