これによりSTファームは2030年まで、日本を除く世界で藤本化学製品が特許を得た拡散合成技術「フジマット」の独占的な販売権と、フジマットを使用したオリゴ合成に関する独占的な使用権を確保することになった。また稲畑産業はSTファームに対し、フジマットを供給する役割を担う。
契約期間中、STファームが新たに開発したオリゴ合成の製造技術や分析法と関連した特許は、STファームが保有する。フジマットを活用しオリゴ以外の品目を生産する際は、話し合いを通じ開発製造受託(CDMO)事業で協力する。
STファームが導入した新技術を適用すれば、液相オリゴヌクレオチド合成の方式により、既存の低分子医薬品の生産設備を活用して、オリゴを大量生産することが可能となる。
同社は今回の提携について「後期の臨床試験・商用化の段階にあるオリゴ関連の新薬を保有する世界の企業から関心を集めている。現在、2社から共同研究の要請が来ている」と話した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101